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トップインタビュー

トップインタビュー

川瀬産業のこれまでと
脱石油社会を見据えたサスティナビリティ経営

トップインタビューでは、化学の発想で産廃プラスチックのリサイクルをリードする川瀬産業株式会社の代表取締役社長、川瀬幸久にSDGsへの取り組み状況を聞きました。
(取材日:2020年6月3日)

リサイクルを化学する川瀬産業

川瀬産業はもともと化学薬品の商社でしたが、平成元年、大阪府貝塚市にプラスチックリサイクル工場を新設しました。化学の知識と経験を活かしてマテリアルリサイクルを追究してきました。他社ではサーマルリサイクル(燃料としての利用)にとどまるような化学薬品で汚れたプラスチックも、ふたたびプラスチックの原料として再利用できる技術を確立しました。

プラスチックのリサイクルから自社加工まで一貫して行うため、平成5年には木材代替品「リプラギ®️」の生産を始めました。今では、枕木やスペーサー、角材など多くのラインナップをそろえることが出来ました。このリプラギ®️シリーズはこれまで1万5千トンの木材削減に貢献したことになります。

多くの人に支えられて

私たちはプラスチックリサイクルをリードしてきたものの、すべてうまくいったわけではありませんでした。多くの課題に直面し、たくさんの方々にご心配をかけてきました。しかし、その危機のたびに、株主様、お客様、社員、地域社会、行政機関などが支えてくださいました。だからこそ、私たち川瀬産業は社会に貢献できる企業でありたいと思っています。

社会に貢献する企業とは

日本は2050年までに温室効果ガス80%削減を目指しています。それは、化石燃料を使わない脱炭素社会を意味しています。 
脱炭素社会では、プラスチックは貴重な存在になり、プラスチックのマテリアルリサイクルは、重要な役割になると考えています。 
川瀬産業のSDGsサステナブルゴールは持続可能な循環型社会の1つの担い手になることです。


1日に約400tの水を処理する独自の排水処理設備